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 The Boy in the Striped Pyjamas(縞模様のパジャマの少年)

追記で感想


私はネットでこの作品の存在を知り、「戦争」+「友情」モノっていう知識だけで何となくレンタルしたんだ。

「君のためなら千回でも」みたいな感じかと思ったんだよね。
友達は亡くなるけど、大人になった主人公がその思い出に耽って終わるみたいな話かと・・・
それが、こんな衝撃ラストの作品だとは・・・最後の方で、もう息つく事さえ忘れるぐらい釘付けになった。

天井からガスが入れられる場面とか、ドンドン叩かれてたドアがシーンとなった映像とか、すごい絶望的なんだけど何度もリピートして観た。

皮肉な話だよねえ・・・
ブルーノの父。国を良くしようと務めているのに、
母は死に、妻は精神を病み、娘は人間性を無くし、息子も間接的に殺してしまった・・・
1番守らなければいけなかった物が滅茶苦茶。この家族に先は無いね・・・
コメンタリーで言ってた様に、「同情するか自業自得と思うかは、観る人次第」だね。

コメンタリーによると、原作ではラストでブルーノが家に居ない事に家族は気づかなくて、亡くなった後に気づくんだってね。
だから、この映画のラストは「ハリウッド風」と批評されたらしい。確かにね。だけど、映像にするならこちらの方が焦燥が伝わって・・・うーん、やっぱり映画的か。
原作も読んでみたい。

物語としては、未だ観た事ないぐらい後味の悪い物なんだけど、実際の戦争中はもっとずっと酷い事がたくさんあったのだろう。
いやぁ素晴らしいホロコースト映画でした。
気軽に薦められる作品ではないかもしれないけど、多くの人に観てほしいです。

余談だが、主人公のブルーノや、その姉グレーテルの服装が可愛かった。

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